ボードライダーズジャパン株式会社様

紙カタログ中心だった商品情報の「デジタル化」を起点に、
営業フロー全体のデジタルトランスフォーメーションを進める

▼インタビューにご協力いただいた方

トレードマーケティング スーパーバイザー
荒木様(写真右)

情報システム部 責任者
小川様(写真左)

会社概要

ボードライダーズジャパン株式会社 様

マリンスポーツやスノースポーツに関するアパレル、ギア、アクセサリーの製造、販売をするグローバルカンパニーです。また、女性のアクティブライフスタイルを積極的にサポートしております。業務体系としては、卸業務と直営店舗販売(約80店舗)を行なっております。

展示会情報

自社ブランド展示会

スポーツアパレル

BRAND:QUIKSILVER/ ROXY/ DCSHOES /SEASON:SS2021
出展カテゴリ:FASHION

今回、PORTUS CLOUDをご導入されたきっかけは何でしたか?

小川様:コロナ感染拡大により、今まで対面で行っていた展示会へのご来場が大きく減ったこと、従来の展示会開催を中止しなくてはいけなくなったことが最初のきっかけです。
もとより社内では展示会のあり方や営業でのツール導入について検討していたものの色々な障壁があり、なかなか腰が重く導入が進んでいない状態でしたが、このコロナ感染拡大が一つの契機になりました。

荒木様:導入に際しては、小川よりビジネスサイドの導入担当者をアサインしたい、ということで展示会運営やカタログ作成など営業サイドとの接点のあった私に白羽の矢がたちました。それまでは展示会の会場レイアウトやカタログ作成などを担当していたので、このタイミングが一気に変わる潮目だなと感じていました。

以前の展示会や営業はどのような形だったのでしょうか?

荒木様:基本的には対面での営業で展示会受注が中心です。そして商品情報は紙のカタログとして取りまとめていました。展示会ではそのカタログをお渡しし、ご来場が難しい場合は郵送していました。商品の問い合わせや確認はそのカタログをめくって探すことが多かったと思います。

小川様:展示会期間中に印刷物の量が急増して、その理由を聞くとその「カタログの修正」の用紙を印刷してお渡ししたり、カタログに訂正紙として差し込んだりしている、ということもありました。

導入検討は実際にどのように進んだのでしょうか?

小川様:営業部門の要望を元に業者の選定している際に、業界紙でPORTUS CLOUDを見つけ、すぐ問い合わせをしました。基本条件は、アパレル業界での実績があり、ビジネスの要望に柔軟に迅速に対応して頂ける事でした。また、たまたまですが、コミュニケーションをとりやすい立地であった事も、お声をかけた要因の一つです。

比較検討されていかがでしたか?

小川様:複数ベンダー様からのデモを実施した所、弊社営業部門が求めている事は、受注ツールの仕組み特化したものではなく、「ある程度ブランドのビジュアル・イメージを表現できること」が必要なものである事が分かりました。

荒木様:元々営業側はデジタルへの抵抗があり、ただのツール導入では浸透が難しいなと感じていました。PORTUS CLOUDでのプレゼンテーションでは、自由度が高く、しっかりとビジュアルを見せることができ、ブランドイメージを訴求できることから、営業からも「これなら良いかも」と好意的な反応がありました。

導入を決めた最大の理由はなんでしたか?

小川様:コストや納期などについてはもちろんですが、なによりもpark&port様が深くアパレルビジネスを理解していること、そしてアパレル業界の共通言語でビジネスサイドとコミュニケーションが取れることが大きかったです。先もあったように、デジタルに抵抗のあるビジネスサイドとのやりとりが必須なため、導入に向けてしっかりとサポートしていただけることが要件でしたが、その全てを兼ね備えていたのはPORTUS CLOUDでした。

ベンチャー企業である弊社の採択に懸念はありましたか?

小川様:他社での導入実績もあり、ネット上でも色々な記事を拝見させて戴き、勢いを感じる会社という印象もありました。また、会社規模の大小ではなく、本質的にメリットがあるかどうかを軸にしつつ、実際に、ビジネス及びシステムに関する質問にも迅速かつ的確に回答をして頂けましたので、park&port様を選択した段階で、懸念点はなくなっていました。

実際にPORTUS CLOUDをご導入いただいていかがでしたか?

荒木様:コロナ感染拡大が長期化し、展示会にご来場になれない方が多くいらっしゃいましたが、PORTUS CLOUDを導入し、デジタルカタログを活用したオンラインでの提案を可能にしたことで比較的スムーズに営業ができています。デジタル化の手応えを感じたため、紙のカタログの印刷を今後は完全に廃止し、デジタル化を加速していく道筋が経ちました。

またiPadを貸出端末として用意し、商品タグにPORTUS CLOUDと連携できるQRコードを貼り付け、展示会にご来場いただいた方にもPORTUS CLOUDを通してオーダーをいただけるように準備を進めています。

更なる活用のイメージはありますか?

荒木様:どんどんオンラインでの営業は当たり前になっていく中で、どのように今までのリアルの肌触りを伝えていくかを考えるようになりました。すでに商品説明の動画掲載や画像の量を増やしていくなど施策を進めていますが、「展示会の空気」も動画を活用し、バイヤー様に伝える情報量を増やし、営業売り上げに繋げていきたいと思います。

今後について

小川様:PORTUS CLOUDを皮切りに、他のエリアでもDXを進めています。PORTUS CLOUDというクラウドシステムに触れたことで、今までデジタルから遠ざかっていた課員も皆デジタルに触れる機会を得たこのタイミングで、一足飛びにはいきませんが、粛々と会社全体でのデジタル化を進めています。自社開発ではなく、既存のシステムの組み合わせで十分にDXの進行が可能な時代ですので、大いにクラウドサービスを活用していきたいと思っています。

荒木様:直営店からのフィードバックなどがまだアナログなので、デジタルカタログを活用して、例えば店舗からの意見をもらうなど、さらに活用の範囲を広げていきたいと思っています。

会社概要

ボードライダーズジャパン株式会社 様

マリンスポーツやスノースポーツに関するアパレル、ギア、アクセサリーの製造、販売をするグローバルカンパニーです。また、女性のアクティブライフスタイルを積極的にサポートしております。業務体系としては、卸業務と直営店舗販売(約80店舗)を行なっております。