日本にいながら世界にPR!急速に発展するオンライン展示会とは?

メーカー・ブランド向けのビジネスマガジン​

PORTUS CLOUD MEDIA

日本にいながら世界にPR!急速に発展するオンライン展示会とは?

新型コロナの影響でたくさんの展示会や商談会が中止になり、BtoB向けの新製品の発表の場が減っています。新製品は検索してもらう事が難しく、オンラインでどのようにPRしたら良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 「最近オンライン展示会について聞くようになったけど、どういった物かイメージ出来ない」 「参加したいけれどどうやったら良いか分からない」という方も多いと思います。 オンライン展示会とは一体どのような物なのか?どういったプラットフォームがあるのか、分かりやすくご説明します!

目次

オンライン展示会とは

オンライン展示会とは

新型コロナの影響でオンライン展示会がどんどん増えてきています。今はオンライン展示会の創世期と言ってもよく、日々新しいサービスや会社が生まれている状況です。そんな中、言葉のイメージだけが先走り、実態がつかめない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

オンライン展示会とはどんなものなのか?

オンライン展示会とは簡単に言うとネット上で行われる展示会の事でバーチャル展示会とも呼ばれます。種類は大きく分けて2つあります。主催者がいて色々な企業が集まる合同展示会と1社もしくは数社が集まって開催する自社開催の展示会です。それぞれやり方が違うので、一つずつ見て行きましょう。

展示会の種類は大きく2つ
  • 合同展示会
  • 自社開催の展示会

オンライン合同展示会に出るには?

オンライン合同展示会は主催者がいますので、オフラインの時と同じように主催者に連絡を取り、参加費を払って出展する形になります。ツールを使ってブースを作るバーチャルタイプもあれば、商品の写真や説明を展示するECショップのようなタイプもあります。開催期間は通常3日間ですが期間を長く取っている所もあります。JETROのホームページで展示会検索をかけると、オンライン開催の展示会が出てきますので、実際に参加してみるのもおすすめです。

オンラインで自社開催するには?

今まで自社で単独で行っていた展示会や新作発表会をオンラインで行う事も可能です。オンライン展示会のサービスを提供するプラットフォームがいくつもあり、そういった所を利用すると手軽に開催する事が出来ます。 各プラットフォームに申し込みをし、写真や説明等必要な情報が掲載されたページを作ってから、お客様にURLやID、パスワードなどを送りアクセスしてもらう形式です。 サービス内容は多種多様で、ネットECのように写真や説明を展示するものから動画を載せたりセミナーが出来たりするサービス、発注システムまでついている物まで色々選ぶことが出来ます。

オンライン展示会では何が出来るのか?

商品やサービスの写真や説明を掲載するほか、最近では実際の展示会に近いブースを3Dで作ってバーチャル展示をし、説明員や参加者をアバターで表示できるタイプも出てきました。また、デモンストレーションやセミナーのリアル配信、イベントを行う事も可能です。 オンラインならではの機能としてはアクセス解析やデータ分析、そのまま発注できるシステムなどがあり、こういった点ではオフライン展示会より手間やコストをかけずに参加できる魅力があると言えるでしょう。

オンライン展示会開催のメリット・デメリット

オンライン展示会開催のメリット

オンライン展示会はネット上で開催されるため、オフライン展示会とは違った魅力、欠点があります。

オンライン展示会のメリットとは?

メリット1 世界中から気軽に参加できる

オンライン展示会の大きなメリットは色々な地域や人に見てもらえる事です。普段は時間やコストの関係でなかなか会場に来られない人達が空いた時間に無料で参加できるため、地方や海外など来場者の幅が広がります。日本にいながら世界中の人に製品をPR出来るのが一番の魅力と言えるでしょう。

メリット2 コストがかからない

出展コストが低いのも大きなメリットです。オフライン展示会に出展すると、ブース料のほか、デザイン料を含む設営費、展示物の搬送費、カタログの印刷に説明員の交通費…とかなり高額になります。地方からなら宿泊料も加味されます。オンライン展示会ならブース料以外は基本無料で、余計な費用がかからないのが魅力です。また、中小企業では説明員が多数出かけてしまうと通常の業務に支障が出る場合もありますが、オンラインであれば他の仕事の合間に出来るので、他の部署に迷惑がかかる事もありません。

メリット3 来場者情報が整理しやすい

アンケートや名刺の整理が楽になるのも魅力です。紙でもらった場合、一枚一枚手入力したりスキャンしたりする面倒が生じますが、オンラインならそのままデータに落とし込め、展示会後のフォローも楽になります。ツールを使えば集計も楽にでき、データ分析の方に時間を割く事が出来ます。 また、展示会でアンケートに記入をお願いする場合、来場者はなかなか詳しく書く余裕がありません。オンラインでアンケートフォームを使用すれば、来場者は時間を気にせず自由に書けるため、より深く顧客のニーズを探ることが出来ます。

メリット4 確度の高い顧客に集中できる

オンラインでのやり取りですと、本当に興味のある人以外はなかなかメールやアンケートまで協力してくれません。これをデメリットと捉える事も出来ますが、逆に言えば、メールやアンケートを送ってくれた時点で、その人は確度が高いお客様だとも言えます。 展示会でたくさん名刺を交換しても、その中から実際の商談につながる人は少なく、手間ばかりがかかるという事は往々にしてあります。オンライン展示会の場合、成約の可能性が高いお客様に十分な時間を割けるためより効率よくPR出来るのもメリットの一つです。

オンライン展示会のデメリットとは?

オンライン展示会開催のデメリット

デメリット1 商品を手に取って見られない

オンライン展示会の大きなデメリットは商品を手に取って見られない事です。例えば手触りや使い勝手が良いなど、実際に触ってみないと良さが分かりづらい物はネット上でのPRが難しいというデメリットがあります。そのため、実際に使用している動画を載せたり、3Dモデルで全体像を見せたり、色々な角度からの写真を載せたりする等、来場者が理解しやすいコンテンツ作りが必要になります。

デメリット2 来場者が気軽に質問できない

来場者が気軽に説明員に質問できないのもデメリットの内の一つです。オフラインでは側に手の空いている説明員がいれば、気軽に声を掛けて聞くことが出来ますが、オンラインの場合、気になる事や知りたい事があってもメールで問い合わせする人は稀でしょう。そのため、例えばページにチャットを設置し気軽に質問が出来るようにするとか、質問されそうな内容をあらかじめ資料に落とし込んでおく等の対策が必要になってきます。

デメリット3 「人」で勝負しづらい

声掛けが出来ないというのは営業力のある会社ほど厳しいです。例えばオフライン展示会の場合、A社とB社の製品に大きな差がなければ、担当者の感じが良く、熱心な所を選ぶと思います。オンライン展示会の場合、来場者は純粋に資料のみで判断しなければなりません。そのため、訴求力のある資料作りが必要になります

オンライン展示会の主要プラットフォーマー

オンライン展示会 プラットフォーマー

オンライン展示会と一口に言っても何を目的とするかによって選ぶプラットフォームが変わってきます。合同展示会に出展したいのか、自社の展示会を行いたいのか、商品展示をメインにしたいのか、コミュニケーションに重きを置くか…色々なサービスが存在するので、まずはどんなプラットフォームがあるのか、何が出来るのかを調べてから、自分たちのしたい事を具体化していくのがおススメです。

合同展示会のプラットフォーム DMM [SHOWBOOTH]

合同展示会のプラットフォームです。DMMグループが運営しており、直近でも色々な展示会が催されています。来場者無料の物もあるので、オンライン展示会とはどんな感じなのか知りたければ、実際に参加してみるのがおススメです。 DMMでは基本的な展示以外にセミナー開催も出来ます。セミナーは多くの人がチェックするので、様々な来場者にPR可能です。多言語対応なので、ターゲット国が日本以外の場合にも文字化けなどを気にせず使う事が出来ます。 またDMM倉庫からサンプルを送付してくれるため、サンプルを配って実際使ってもらいたい場合は自社の手間を大幅に減らすことが出来ます。大手なので初参加の人も安心して使えるのが魅力です。

DMM [SHOWBOOTH] を見る

BtoBに強いプラットフォーマー EventHub

展示会と言えば、来場者だけでなく出展者同士の出会いも重要です。EventHubでは企業同士のマッチングサービスや主催者のおススメ、自動リコメンドなど、出展者同士の出会いも多く、BtoBに力を入れたい企業や協力してくれるパートナーを探している所におススメです。 もちろん一般来場者とのコミュニケーションにも色々工夫があります。例えば事前マッチングやアポイントなど、当日の無駄を減らします。やり取りはウェブ上で全て出来るようになっているので、安心して使えます。

EventHub を見る

低コストで自社展示会が可能なプラットフォーマー PORTUS CLOUD(ポルタスクラウド)

オンライン展示会 PORTUS CLOUD

自社展示会を低コストで開きたい場合におすすめなのがPORTUS CLOUDです。費用は月額1.5万円からと低価格ですが、来場者通知機能からオーダーシート作成、発注機能と一通りそろっており、オンライン展示会を経験してみたいという方にもおススメです。 既存顧客にIDを発行して来場してもらう形式なので、誰がいつ何を見ているのか分析出来ます。滞在時間や動きでどの商品に興味を持ったのか分かるので、アフターフォローがしやすいのも魅力の一つです。 雑貨やアパレルなど商品点数が多い物をオンラインで扱う場合、写真を準備したりアップロードしたりと手間がかかりますが、PORTUS CLOUDでは商品登録を代行してもらう事も可能なため、人手が足りなくてもオンライン展示会の開催が可能です。

オンライン展示会PORTUS CLOUDを見る

まとめ

オンライン展示会とは
本記事のまとめ
  • オンライン展示会には合同展示会自社展示会がある
  • コストや手間を減らせるメリットがあるが、人間力で勝負しづらいのでPR方法が重要
  • 自社のニーズに合ったプラットフォーマーを見つける

オンライン展示会はオフラインよりも機能や種類が多く、分かりづらい部分もありますが、使いこなせば日本にいながら全世界を相手に出来る心強いツールです。 合同展示会は毎月どこかで開催されているのでまずは来場者として登録し、実際に経験してみると分かりやすいと思います。 オンライン展示会はコロナ禍で急速に伸びています。低コストで移動時間も省略できるので、外出自粛が収まってもこの流れは変わらず、主流になっていくと思われます。まずは動きづらいこの時期に色々調べてみてはいかがでしょうか。自分たちに必要な機能や展示の仕方に見合ったプラットフォーマーがきっと見つかると思います。